【箱と仕切りを一体型に】取り出しやすい箱の構造と箱の形状から売り場で映えるグラフィックまで一括で実現
【この事例のポイント】
- 「仕切り一体型」で中身の商品を守り、取り出しやすい箱の構造に
- 包装のプロとデザイナーが在籍する廣川ならではの、パッケージの形状からグラフィックデザインまで一貫したご提案
株式会社勝僖梅(本社:和歌山県和歌山市)は、高級梅干し店です。
今回は、百貨店等の小売り店にて季節限定で販売される梅干し用パッケージのご要望をいただきました。形状だけでなくグラフィックデザインも含めてご提案し、採用に至った事例です。
1. 「仕切り一体型」で中身の商品を守り、取り出しやすい箱の構造に
箱の中身は、パウチ袋に入ったお茶漬けの素と個包装された梅干し。サイズの大きいパウチ袋に箱の内寸を合わせなければなりません。しかし、そこに小さな梅干しをそのまま入れてしまうと、箱の中で暴れてしまいます。
これを防ぐために
「仕切り一体型」の構造にしました。
画像:「仕切り一体型」のベロ部分
画像:このようにベロをUの字に入れ込みます
下にお茶漬けの素を入れたのち、箱内上部でベロをUの字に入れ込み仕切りを配すことで、フタを開けた際に手前に梅干しが配置されます。
小さな梅干しが箱の底に落ちることなく手前に固定できるので、消費者も取り出しやすくなります。
また、
仕切り一体型にすることで製造者の作業性向上や資材管理の手間のカットにも貢献できます。
箱を開けた時に手前に大きな梅干しがあると、消費者の満足感やイメージアップにも繋がります。
2. 包装のプロとデザイナーが在籍する廣川ならではの、パッケージの形状からグラフィックデザインまで一貫したご提案
今回は、弊社担当者が形状だけでなくグラフィックデザインのイメージも含めて作成・提案しました。
春季限定商品のパッケージなので、春をイメージさせる桜がテーマです。購買層は老若男女と幅広く、高級梅干し店であるブランドのイメージを崩さないよう上品なイメージで、色味や文字のバランスを重視したデザインに仕立てました。
箱を開けると内側にも印刷面のピンク色が見えて華やかです。これは、蓋部の一部を内側に折り返す「仕切り一体型」の構造により可能になりました。片面の印刷で実現できるため、両面印刷に比べ安価に製造できます。
廣川には、箱の構造や売り場で映えるグラフィックに詳しい包装のプロだけでなく、それらを具現化させるデザイナーも在籍しています。パッケージの形状提案からグラフィックデザインまで一貫してご提案できますので、ぜひお気軽にご相談ください。
営業担当者からのコメント
パッケージ事業部 M
趣味は映画鑑賞です。大阪南部出身。コストに合わせた提案ならお任せを。
営業担当者からのコメント
実際に店頭で並んでいる姿を見た時は感無量でした!
形状ももちろんですが、デザインも含め評価をいただき採用となったため、普段のパッケージに比べ営業個人の裁量が多く、実際に店頭で並んでいる姿を見た時はやりがいを感じました。