「吊り下げ」も「自立」も可能。後ろ側に台紙をつけることで訴求面が広くとれ製品の特長をしっかり訴求可能なパッケージ
【この事例のポイント】
- 小さく細長い製品でもしっかり訴求できるパッケージで、消費者に正しく製品の特長を伝える
- 吊り下げも自立も可能な2way形状でディスプレイの幅が広がり、あらゆるスペースでの陳列に対応
株式会社クラッセ(本社:兵庫県明石市)は、ウィッグをはじめとしたコスプレグッズを中心に展開する企業です。
今回はウィッグ着用時の髪型キープや肌にデコレーションを貼る際に使用する、フェイススキングルー(肌用の糊)のパッケージのご要望をいただきました。
1. 小さく細長い製品でも製品の特長をしっかり訴求。消費者に正しく情報を伝えるパッケージの使命
小さく細長い製品のパッケージは、製品サイズに合わせて箱を作ると訴求面が十分に確保できません。しかし、箱自体を大きくすると製品自体のサイズが消費者に正しく伝わらず、顧客満足度の低下やクレームを引き起こす原因となる可能性があります。
そこで、
製品を入れる箱部分の後ろ側に台紙をつけることにより訴求面を拡げ、しっかりと製品の特長を伝えるスペースを確保しました。箱自体は製品サイズに合わせているため、消費者に誤った大きさの印象を与える心配もありません。
また、1枚の紙から成る構造にすることでコスト削減を叶えつつも、台紙部分を紙1枚で賄うには強度が足りないため、紙を折り返して2重にする方法を採用しました。
2. 小さな工夫で「吊り下げ」も「自立」も可能な2way形状に。ディスプレイの幅が広がり、あらゆるスペースでの陳列に対応
店舗でのディスプレイ時には、
吊り下げることも棚に並べることもできる2way形状にしました。
今回のように奥行きがないパッケージの商品は、自立させるには非常にバランスが悪く難しいのが課題です。しかし、箱の下側に脚をつけてバランスを改善することで自立が可能になり、店舗で簡単に並べることができます。
また、商品を入れる箱の部分を台紙の片側に寄せると、吊り下げた時に左右のバランスが崩れてしまいます。そこで、吊り下げ用の穴の位置を箱側に寄せて、陳列した際には水平になるように調整しました。
一見、とても地味で小さなこだわりですが、大事なポイントのひとつです。
廣川には、紙の構造や形状加工のアイデアを豊富に持ち合わせた
箱作りのプロが多く在籍しています。
パッケージを工夫することで、消費者に正しく・しっかりと製品の特長を訴求することができ、パッケージを通じて「売り上げアップ」や「お客様満足度の向上」のお手伝いができるので、ぜひお気軽にご相談ください。
営業担当者からのコメント
パッケージ事業部 S
素材・形状提案ならお任せください!ご相談には親身になって対応いたします。大阪出身、趣味は映画を見ることです。
営業担当者からのコメント
パッケージを大きく、商品サイズもわかるような形状に仕上げることができました!
商品単体のサイズの箱だと小さすぎますし、かといって上げ底のようにパッケージだけを大きくすると購入した消費者をがっかりさせてしまうので、それは避けたいと思いました。その中で、パッケージを大きく、商品サイズもわかるような形状に仕上げることができたのでよかったです。