【この事例のポイント】

1. 「取っ手付き収納ボックス」兼「穴から毛糸を引っ張りだせるディスペンサー」の2way機能を持たせたパッケージ
2. 「素材選定」と「形状提案」から消費者が安全に長く使えるパッケージに

手芸用品メーカー様より、毛糸が8玉入るパッケージのご要望をいただきました。

1. 「取っ手付き収納ボックス」兼「穴から毛糸を引っ張りだせるディスペンサー」の2way機能を持たせたパッケージ

自宅に持ち帰った後もそのまま収納ボックスになり、さらにディスペンサー機能も兼ね備えている点が一番のポイントです。

パッケージの裏には8つの穴が空いています。これらの穴からそれぞれの毛糸を引っ張り出すことで、使用する度に箱から毛糸を取り出す必要がありません。パッケージの中で各毛糸が固定されておらず、自由に回転できる特性を活かしたアイデアです。

これにより、使用する度に毛糸の端を見失ってしまうという消費者の"小さなイライラ"も回避できます。また小さな配慮として、取っ手付きのパッケージにすることで手芸グッズを自宅内で持ち運びやすくしました。

なお、8つの穴の使い方については説明書を同封しています。

2. 「素材選定」と「形状提案」から消費者が安全に長く使えるパッケージに

パッケージの素材は半透明のPP（ポリプロピレン）を使用しました。硬さが特性であるPET（ポリエチレンテレフタレート）等の素材を使用すると手を切ってしまう可能性がありますが、柔らかいPP素材であれば怪我を防ぐことができます。

また、すりガラス調で毛糸の温かさや柔らかさが際立ち、透明で中身がハッキリ見えるケースよりもビジュアルに高級感と落ち着きが生まれます。

プラスチック素材は時間が経っても劣化しません。つまり、長期に及び「収納ケース兼ディスペンサー」として使い続けることができ、結果としてゴミの削減にも繋がります。

廣川は長年に渡りパッケージづくりのプロによる豊富な取り扱い実績があるため、製品に最適な素材の選定と、形状のご提案が可能です。