【POP箱 兼 内箱】紙箱の構造と加工のアイデアが、店頭での訴求力やコストメリットの向上を叶えた消しゴムのパッケージ
【この事例のポイント】
- 紙箱の構造を工夫すれば、店頭での訴求力やコストメリットをアップできる
- 「蛍光インキ」×「プレスコート加工」の難しいアレンジも廣川の強いネットワークなら実現可能
株式会社シード(本社:大阪府大阪市)は、消しゴムメーカーとして有名な歴史ある文具メーカーです。
今回は、文具ショップやバラエティショップで販売される繰り出し式消しゴムのPOP箱兼内箱のご要望をいただきました。顧客の主なターゲット層は学生です。
1. 紙箱の構造を工夫すれば、店頭での訴求力やコストメリットをアップでき環境負荷削減にも繋がる
内箱の仕切りは、箱の側面に切込みを入れることで別パーツが無くとも商品が自立するように工夫しました。
ポップになっている部分に抜き加工(=トムソン加工)を施す際に、通常の場合別パーツを使うことがありますが、「変形」と呼ばれる形に抜くことによって今回のような手の輪郭型や多角形型に飛び出すアレンジができます。
このような加工は、より一層商品のテーマや使用シーンなど消費者に訴求することができます。なにより、直線のPOP箱よりもアイキャッチ力に優れています。
構造を工夫することで「POP機能」が箱一体型となり、紙の使用量とPOP箱に仕立てる際の作業時間の削減を実現しました。
2. 「蛍光インキ」×「プレスコート加工」の難しいアレンジも廣川の持つ幅広いネットワークなら実現可能
商品の色は3種類あり、その中の鮮やかな蛍光ピンクを箱でも再現しました。
カラフルな製品が所狭しと並ぶ文具売り場の商品棚で、とにかく光らせて目立たせたいというご要望を叶えるため、蛍光インキの使用と表面のプレスコート加工を採用しました。
しかし、一般的に蛍光インキは日光や屋内の電灯に晒されたり熱を加えたりすると、蛍光顔料が飛んで輝きが損なわれると言われています。加熱が避けられないプレスコート加工との両立には課題があり、事前に懸念点を払拭する必要がありました。
そこで、
廣川の持つ幅広いネットワークを駆使し、印刷屋や表面加工現場など様々な現場の職人に確認を重ねることで、お客様に深い見識をもって可能な方法をご提案することができました。
廣川は、ものづくりの町・東大阪を中心に、あらゆるメーカーとの強固なネットワークを構築しています。パッケージを通じて、
「店頭での競合・他銘柄との差別化」や
「訴求力のアップ」を図ることができるので、ぜひお気軽にご相談ください。
営業担当者からのコメント
パッケージ事業部 Y
趣味はキャンプです。お気に入りの無人島もあり毎年行ってます。大阪出身。形状提案ならお任せください。
営業担当者からのコメント
まるで本当に光っているみたいに仕上がりました!
蛍光インキのなかでも熱と相性が悪いカラーとそうでないものがあることを知り、私自身の知識も深まったのでありがたく感じています。
まるで本当に光っているかのような商品の仕上がりで、良いパッケージの提案ができたことに満足しております。