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食品容器に使われる素材の特性や用途を解説!

食品容器に使われる素材の特性や用途を解説!

食品容器の素材選びについて、難しいと感じる人も多いのではないでしょうか?

食品の特性をきちんと把握し、適切な素材を選ばなければ、
・耐油性、耐水性の低い食品容器を選んでしまい、中身が染み出てパッケージが破損
・耐熱性が低い食品容器を電子レンジで温めてしまい、変形したとクレーム
・断面が魅力の商品に透明度が低い素材を使用してしまい、売り場で映えない
など、お店の利益を損じるミスに繋がりかねません。

そこで今回は、食品容器の主要な素材の特長と用途についてご紹介します。
特長が一目で分かる比較表も掲載しておりますので、ぜひ最後までご覧下さい。

PP系食品容器の素材について


温惣菜・丼・スープなど、加熱調理品を扱う惣菜店・スーパー・量販店向けの食品容器素材です。

PP(ポリプロピレン)
PPは、食品容器の観点から見ると「耐熱・耐油・軽量」の三拍子がそろった素材です。
耐熱温度は約110℃と高く、電子レンジで加熱しても変形しにくいため、温惣菜や丼、スープなど幅広いメニューに対応します。油脂や酸への耐性が強く、揚げ物やカレーなど油分・スパイスを含む食品でも容器への染み込みや臭い移りを最小限に抑えられます。
また、プラスチックの中でも最軽量クラスのため、輸送コストを削減することができます。

食品容器の素材(PP)

PPF(ポリプロピレン+フィラー入り)
PPFは、PP樹脂に無機物(タルク)を混ぜ込んだ素材です。
曲げ弾性率がアップし、大盛弁当や重たい惣菜でも「腰折れ」や「底抜け」が起きにくい食品容器用素材です。耐熱温度は約130℃で、固くてしっかりした安心感のある食品容器です。

食品容器の素材(PPF)

PS系食品容器の素材について


ケーキ・洋生菓子・カットフルーツなど、”見せる販売”を重視する洋菓子店・スーパー・コンビニ向けの食品容器素材です。

OPS(二軸延伸ポリスチレン)
OPSは、ガラスのような透明感と光沢があり、薄いながらも優れた剛性が特長の食品容器用素材です。耐熱が約80℃までのため電子レンジでの加熱はできませんが、軽量で割れにくく輸送効率も良いです。
食品を守る保護の役割で、中身のジャンルを問わず広く活用されている食品容器です。

食品容器の素材(OPS)

HIPS(ハイインパクトポリスチレン)
HIPSは、ゴム成分を配合することで衝撃強度を高めたPS素材です。
耐熱約90℃で電子レンジ不可で、コンビニやスーパーのケーキ容器として広く流通しています。割れ・欠けを抑制し、輸送コスト削減にも貢献します。

食品容器の素材(HIPS)

PET系食品容器の素材について


サラダ・カットフルーツ・スイーツなど、冷蔵ケースで”見た目の鮮度”を訴求したい店舗向けの食品容器素材です。

A-PET(アモルファス・ポリエチレンテレフタレート)
A-PETは、比較的ガスバリア性が高く、高透明・高光沢・剛性を兼備した食品容器用素材です。
耐熱は約60℃で電子レンジは不可ですが、耐油・耐衝撃に優れ、リサイクル適性も高いです。
サラダ、カットフルーツ、洋生菓子など”見せて売る”冷蔵の惣菜容器などに最適で、商品訴求力と環境対応を両立しています。

食品容器の素材(A-PET)

その他食品容器の素材について


今までご紹介してきたもの以外にも、さまざまな食品容器用素材があります。こちらではPBP、トライタン、紙を使用した食品容器についてご紹介します。

PBP(ポリオレフィンベース・バリアシート)
PBPは、PPを主体とし、多層化技術によって高いガスバリア性と軽量性を両立した素材です。
耐熱約110℃で電子レンジでの温めにも対応しています。
MAP(ガス置換包装)トレイ、ゼリーなど長鮮度保持が必要な食品容器に最適です。

食品容器の素材(PBP)

トライタン(コポリエステル樹脂)
トライタン製の食品容器は、ガラスのような高透明・高光沢で内容物を美しく見せつつ、ポリカーボネート並みの優れた耐衝撃性で落としても割れにくいのが特長です。
さらにBPA(ビスフェノールA)フリーで安全性が高く、約90~110℃前後までの耐熱性を備えるため食洗機や煮沸消毒、冷凍保存にも対応します。弁当箱やサラダボウル、ワイングラスなど、繰り返し洗浄して使う食品容器として活躍します。

食品容器の素材(トライタン)

紙(PBT加工)
PBT(ポリブチレンテレフタレート)加工された紙素材の食品容器は、紙の軽量性と高い印刷適性に、PBT樹脂由来の耐熱約130~150℃、さらに耐油・耐水をプラスした高機能な素材です。
電子レンジでの温めが可能なものも多く、揚げ物、グラタン、丼物など、高温かつ油分の多いメニューでも形崩れや漏れを防止します。
紙主体のため、プラスチック使用量を削減することができ、テイクアウトや宅配の、環境面を配慮した提案として最適な食品容器用素材です。

食品容器の素材(紙)

食品容器の素材の選び方


ここまでさまざまな食品容器用素材をご紹介してきました。
簡単に用途別にまとめ、比較表も作成しましたので、ぜひ参考にしてみてください。

・温度帯 → 加熱・冷凍ならPP系・トライタン・紙(PBT加工)、常温ならPS・PET系
・油分  → PP系・AP系・ 紙(PBT加工)
・長期保存 → PBP
・ブランディング → 透明度重視はAP系・トライタン、エコ訴求は紙(PBT加工)

食品容器の素材比較表

当社では、8,000種類以上の食品容器を取り扱っており、お客様の用途に合わせた素材・形の商品をご提案します。また、オリジナルの食品容器のご相談も承っておりますので、お気軽にお問い合わせください。

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