廣川パッケージ&プロモーション

常識を覆す提案。限定靴磨きスターターセット用の組み箱

株式会社アールアンドデーは、シューズケア用品全般の輸入・販売を行っている会社です。 同社は、現代人にとって欠かすことのできない靴のプロとしてケアの知識や技術を高め、靴のお手入れの楽しさを追求することを企業理念としています。



今回は当社から数量限定の靴磨きセット用のパッケージを納品しましたのでご紹介します。
商品サイトはこちら:https://shop.m-mowbray.com/SHOP/4885.html

この事例のポイント

  1. 貼り箱から組み箱へ。予算に応じた提案
  2. 考え尽くされたフタ
  3. 豊富な紙の知識、取り扱いによるイメージにぴったりな紙の選定
 

1.貼り箱から組み箱へ。予算に応じた提案





このスターターセットは元々、貼り箱に入れて販売されていました。しかしお客様からパッケージのコストダウンを図りたいとの相談を頂き、組み箱への変更をご提案しました。
提案の際に注意したことは、従来の貼り箱に引けを取らない高級感のあるパッケージに仕上げることです。




その為「インバーコート」という用紙を採用し、その特性のひとつであるコシの強さを生かして、身箱は額縁構造を採用することで重厚感を備えつつエッジを効かせ、フタは四隅を90度折り曲げるタイプのスタイリッシュな仕様にしました。

2.考え尽くされたフタ

シュリンク包装をして購入者に発送されることから、フタをのせるだけのシンプルな形状を提案しました。この仕様にすることで組立作業の負担を軽減しつつ、陳列時には簡単に中身を見せることができる構造となっています。
シューケア時


またフタ裏に説明書きを入れることで説明書の資材やセットアップの手間も省くことが可能です。 組立作業の効率アップのみならず、身箱にフタを差し込むことで使用時にちょうど良い角度で説明書きを見ながらシューケアが可能です。
そしてコンパクトな店舗にパッケージをディスプレイする際も、通常のフタでは嵩張ってしまうところを省スペース化を図ることができてバイヤーに対してのセールスポイントになるという点でもご評価を頂きました。
蓋を身箱の下に敷くと省スペースでもディスプレイが可能

蓋を身箱に差し込んでもディスプレイが可能

3.豊富な紙の知識、取り扱いによるイメージにぴったりな紙の選定


今回のパッケージはお客様の展示会に於いて好評だった「前掛け」をイメージしたデザインを採用し、M.MOWBRAYのブランドカラーであるネイビーを全面的に打ち出しています。



前掛けの布の風合いを紙で再現し、お客様の理想に近いパッケージに仕上げるために前述のインバーコートを提案しました。
ラフでざらっとしている紙の裏面に印刷を行い、あえてマット調に仕上げることで布の風合いを再現しました。
さらにインバーコートは、印刷面の平滑性が高いため色ベタでもムラが少なく鮮やかな表現ができ、濃色をベタ印刷する際に懸念される折り目のひび割れが発生しにくくなります。

また一般的な紙が広葉樹パルプを主原料としているのに対し、インバーコートは針葉樹パルプを主原料としていることから強度があるため、折り曲げ、引裂き強度も優れています。

このように製品加工に見合った紙をご提案できるのも、当社が紙問屋としてスタートした経験や知識を蓄えているからです。
 

当社では予算に見合う紙を提案するだけではなく、そのパッケージの使い方や見せ方、商品との関係性を鑑みてより最適なパッケージ形状と紙を合わせて提案致します。お気軽にお問い合わせください。

営業担当者からのコメント

パッケージ事業部 I

第一印象より優しいといわれる播州男児

営業担当者からのコメント

気合の入ったパッケージです!

元々自分自身が使っているM.MOWBRAY。そのパッケージとあって気合が入りました。
いかにクライアントの思い描いていらっしゃるイメージを具現化するか、
またパッケージの機能を果たすための材質選定・設計ができるかを考えた製品です。

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